column No8

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予備抽選での出来事です。三浦主将は最初に、”ム”を選びました。そばで聞いていた私も、これはなかなか良い選択だと思いました。すると次の瞬間、アナウンサーからの、「三浦君、おそらく村中監督の”ム”だと思うんですけど、すいません。”ミ”までしかくじがないんですよ・・・。」の一言。そうです。参加校は32校なのでくじは”ミ”までだったのです。三浦君が見ていた画面ではちょうど、”ミ”の部分が参加者の映像で隠れていたことも影響しました。三浦主将は照れくさそうにしながらも、「では、”ヒ”でお願いします!」それを聞いたアナウンサーは、「はい、村中秀人監督の”ヒ”ですね!」 そして引いた番号は、29番目。張り詰めるような緊張感が漂う中、思わず顔がほころぶ、そして三浦主将の監督への信頼が感じられる一コマでした。